財産 行方 親亡き後問題

  • 親亡き後問題に備える家族信託(民事信託)

    家族信託とは、営利を目的とせずに行う信託で、委託者(財産の所有者)が自分の財産を受託者(信託財産を管理・処分する人)に託し、受託者がその財産の管理処分を受益者(信託財産から生ずる利益を受ける人)のために行う法律関係のことをいいます。家族間や親族間で契約をするため、「家族信託」や「個人信託」とも呼ばれるもので、親亡...

  • 親亡き後の問題への対策

    親亡き後問題の中でも、お金の問題が特に心配事として大きいと思いますが、共済や保険を活用するという方法があります。親が子どもに生活費を仕送りしているなら、その親が亡くなったとき、確実に子どもにお金が渡る仕組みを作っておく必要があります。障がい者扶養共済は、親が死亡または重度の障がい状態になった場合、子どもが月額2~...

  • 遺言書の作成

    遺言は、死後の法律関係を定めるための最終意思表示であり、被相続人が死後の自分の財産行方を定めるためのものです。この遺言書の種類は自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の三種類あります。自筆遺言証書は、遺言者自身が全文、年月日、氏名を自書し、これに印を押します。公正証書遺言は、2人以上の証人の立会のもと、遺言者...

  • 親なき後の財産の有効活用と最終的な財産の行方

    成年後見制度は、日常生活において判断能力が不十分な方に代わってその能力に応じて家庭裁判所から選定された保護者が本人の財産や権利を守る制度です。後見人に選定されると、選任以後は、本人の利益を考慮して、本人が行った契約などの法律行為を行ったり、本人がした不利益な法律行為をあとから取り消したりすることができ、本人の生活...

  • 親亡き後の問題点とは

    生活に必要な者を購入する判断能力がない場合もありますが、あったとしても、残された財産を管理していく能力がない場合が多々あります。親が金銭面を心配して財産を多く残したとしても、これが有効に活用できないのであれば意味がありません。 さらに、親が亡くなったあとの手続き面での問題もあります。葬儀や家の片づけ、死亡届など、...

  • 家族信託

    家族信託とは、本人が自分で財産を管理できなくなった時のために、自分の財産を管理できる権限を信頼のおける家族に与えることをいいます。信託を受けた家族は受託者として、本人から任された財産の管理を行いますが、受託者は善管注意義務や忠実義務、分別管理事務等の義務を負います。 この家族信託は、契約行為であり、当事者の意思能...

  • 生前贈与

    生前贈与とは、財産を保有者が生きている間に贈与することをいいます。この生前贈与は、契約行為であるため、当事者の意思能力を必要とします。つまり、認知症等になってから贈与契約を結ぶことは難しくなるため、生前贈与は贈与者が健康なうちに行うことが大切です。 ■相続税対策としての生前贈与通常、亡くなった際に財産を分けると相...

  • 成年後見制度とは

    成年後見制度とは、認知症や知的障害などによって判断能力の不十分な方や、その方の財産を保護するための制度です。この制度は法定後見制度と、任意後見制度の二種類に分かれています。 法定後見制度は、本人の判断能力が不十分になった後に家庭裁判所によって成年後見人等が選任され、その権限は法律によって定められています。一方で、...

  • 相続対策と相続税対策の違い

    まずは、相続税に課税される財産の総額を減らす方法があります。具体的には、財産を保有者が生きている間に贈与する生前贈与があげられます。この生前贈与を行うことによって、死後に相続する財産は少なくなり、相続税の課税価格を減らすことが可能となります。他にも、養子縁組をすることで、法定相続人の数を増やし、非課税で相続できる...

  • 遺言の作成を司法書士に依頼するメリット

    不動産は相続財産のうち大きな割合を占めることが多いため、その分配方法の決定や名義変更手続きには慎重さが要求されます。司法書士に遺言書作成を相談することによって、不動産の扱い方について的確な助言を得ることができます。また、遺言執行を司法書士に依頼すれば、不動産の相続登記事務をスムーズに完了させることができます。 

  • 遺言でできる身分に関すること

    遺言者に未成年の子がいる場合、自身の死後、自身に変わって子の財産管理等を行う未成年後見人を遺言で指定することができます。遺言による指定がなくても親権者がいなくなれば未成年後見人は選任されますが、自身の信頼できる人に後見を依頼しておけば、より安心できます。 ■推定相続人の廃除相続人となるべき親族が被相続人を虐待・侮...

  • 遺言でできる財産の処分に関すること

    例えば、遺言者の主な財産が銀行預金と土地である場合に、「A・B・Cに対し各3分の1ずつの割合で相続させる」という内容の遺言をしても、誰が銀行預金を相続し、誰が土地を相続するかは遺産分割協議によって決まることになります。これに対し、「Aには土地を相続させる。B・Cには銀行預金を各2分の1ずつの割合で相続させる」とい...

  • 遺言でできる相続に関すること

    そして、どの財産を誰が相続するかについては相続人全員の話し合い(遺産分割協議)によって決定します。 ■遺言による相続遺言が作成されていた場合、相続の方法は遺言書によって決まります。例えば、遺言によれば法定相続人以外の人を相続人として指定することもできますし、法定相続分とは異なる相続割合を設定することもできます。

  • 遺言の種類

    なお、①の要件には例外も設けられており、財産目録については手書きではなくパソコン等で作成して貼り付けることが認められています。ただし、この場合には添付した頁ごとに署名押印を行う必要があります。 ■公正証書遺言公正証書遺言は、公正証書を利用して遺言を作成する方式です。公証人が関与するため作成上の不備が生じにくく、公...

  • 相続放棄の手続き

    相続放棄は、相続財産を一切承継しないという意思表示です。相続放棄をした人は初めから相続人ではなかったものとして扱われ、被相続人の権利を承継することができなくなりますが、同時に、被相続人の義務の承継も免れることができます。相続財産調査の結果、相続財産総額がマイナスになることが判明した等、相続したくない事情がある場合...

  • 相続人調査、相続財産の調査

    ■相続財産調査の方法相続財産調査は、相続の対象となる権利・義務を把握する手続きです。相続財産には銀行預金や不動産といった財産のほか、株式や債権のような権利も含まれます。また、未払のローンのような義務も含まれます。銀行預金については、被相続人のキャッシュカードや通帳を手掛かりに銀行口座を把握し、預金額を把握します。...

  • 相続登記

    相続では、人が死亡することによって自動的に相続財産が移転するため、相続登記をしなくても相続人は土地や建物を承継することができます。また、相続登記には特に期限の定めがないため、放置したからといって罰則を科されることもありません(なお、相続登記を義務化して10万円以下の過料を設ける法改正も検討されています)。しかし、...

  • 相続手続きはどこへ相談するべきか

    相続財産に不動産や会社が含まれている場合、相続財産の名義変更手続きが必要になります。登記事務を専門とする司法書士事務所に相談するのがよいでしょう。 ■税理士事務所故人に収入がある場合、準確定申告が必要になります。また、相続財産が大きく相続税が発生する場合には、相続税申告が必要になります。税理士事務所に相談すれば、...

司法書士紹介

JUDICIAL SCRIVENER

桒原穂高司法書士の写真

東京司法書士会(6874)

司法書士 桒原 穂高 (くわはら ほだか)

当ホームページをご覧いただきありがとうございます。 私は東京都内を中心に相続対策、相続手続き、遺言のご相談を承っています。 わかりやすく丁寧な対応で、ご相談者が「相談してよかった」と心から思っていただけるよう尽力しています。 相続のことでお困りの際は一人で悩まずお気軽にご相談ください。

所属団体
  • 東京司法書士会(6874)(簡裁訴訟代理等関係業務認定会員)
  • NPO法人成年後見支援センターのぞみ副理事
    (親なきあと問題への対応、家族会での講演等)
経歴

親元は山間の米農家、引越しを繰返しながらいくつもの地方都市で幼少期を過ごし、大学進学を機に東京へ。司法書士として不動産を含む相続対策や老後対策、障がいを持つかたの親なきあと問題に数多く携わる。

全国様々な地域に住んだ経験から、各地域の良さや課題を見つめ、業務に取り組む。

事務所概要

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事務所名 司法書士法人つばさ総合事務所
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